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2018年6月10日 (日)

「おばちゃん街道」山口恵以子 読みました〜


山口恵以子さんのことが松本清張賞を受賞された時から気になっていました。

最近になり「月下上海」「食堂のおばちゃん」そして今回借りたエッセイ「おばちゃん街道」を立て続けに読みました。読んで良かったな〜。本っていうのは必要な時にいつも向こうからやってきてくれるものだと私は思います。今回の山口さんの本もしかり。


エッセイ「おばちゃん街道」には山口さんが試行錯誤しながらも「書く」という一本の太い道から逸れずに、しかし食堂の仕事も手抜きをせずに力一杯、また誇りを持って取り組んできたことが書かれています。

お母様の介護、食堂の人間関係、更年期鬱など山口さんにも様々な生きて行く上での辛いことが降りかかりますが、逃げないでどれも受け止めつつ一生懸命、また時に冷静&賢く対処されています。しかし、本当に大変だったことが行間から伝わります。


エッセイの 第四章 崖っぷち人生 は、人生のヒントになることが凝縮されて書かれています。それは高所からみた視点ではなくて、実際に山口さんの生き様から証明された根拠ある為になる助言です。

文中の言葉を引用するならば、

「やれば出来るなんて大嘘。(中略)それでもやらないといけないことが世の中にはあるのです」

「努力の九割は無駄になります。でも、努力しないことには一歩も先へ行けません」

これらの言葉は、そうやって生きてきた山口さんだから説得力がものすごくあるんです。エッセイ読んでみてくださいませ。

私は誤解していました。
「おばちゃん」のイメージって

気さくだけれども図々しさもある、たくましき中高年

でした。だけど、おばちゃんになるまでに若い時には経験しなかった大変なことがいくつかあるのが普通だと考えると、尊敬すべき人生の先輩が「おばちゃん」なんですよ。

私もまた年齢的には充分なおばちゃんです。ですが、山口さんほど芯も中身もあるおばちゃんではないことを少し恥ずかしく感じました。

そう思わせてくれたこのエッセイに感謝し、ますます山口さんのカッコ良さを実感しました。

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